2015年07月
命の大切さってなんですか
「命の大切さ」ってフレーズ、よく耳にしますよね。
よく耳にしますけど、実際どういうことなんでしょう。
これは私の考えですが、命の大切さを思うということは、「死」に焦点をあてることでもあると思うんです。
だから「命の大切さ」を伝えようとするほど、死について触れざるを得ないと思うんです。
けれど、昨今の風潮として、「死」に焦点をあてることを避けているような、そんな印象を受けます。
「死」についてまっすぐ正面から向き合うことは恐怖感を伴う場合もあるだろうし、心の状態によっては耐えられないと感じる場合もあるかもしれません。
けど、「死」については目をつむって見えないフリをして、それで「命の大切さ」を強く感じることができるでしょうか?
私が幼いころ、チョウチョの羽をもいで死なせたり、タニシを貝からはがして死なせたり、トカゲの尻尾をちょん切ってじたばたするのを眺めたりしたことがあります。
でもそのときの私には殺意や悪意は多分なかった。
じゃなんでそんなことしたんだろう?って思ってひとつ気づきました。
そのときの私は、まだ「死」ということを知らなかったのです。
羽をもいで動かなくなったチョウチョが、ただジッとしているのか、死んでいるのか、幼い私にはわかりません。
先週みたテレビドラマで死んだ人が、いま別のドラマで生きていたりするのをみると、幼い子供にはますます「死」がわかりません。
あるとき近所の川でマスをつかまえました。
山小屋のおじさんが、たき火で焼いてくれるといいます。
私は炊事場についてゆき、おじさんの作業を見ていました。
そのときの衝撃はいまでも覚えています。
ピチピチと動くマスの白いお腹にスッと小刀をあて、スルっと内蔵を取り出します。
内蔵が入っていたところに塩をぬり込みます。
そして、まだわずかにピクピクと動くマスの下腹の辺りからSの字をえがくように金串を刺して、炭の燃えるドラム缶で焼くのです。
たった今まで川で泳いでいたマスが、いまや食料となって目の前で火にくべられている……。
子供ながらに衝撃を受けました。
そのとき初めて、自分が他の「命」を食べて生きているんだと実感しました。
「死」について避けたり見ないふりをしては、「命の大切さ」は実感できないし伝わらないと思います。
世の中にあふれている「命の大切さ」をさけぶ声がなんとなく薄っぺらく感じるのは、多分そういうことなんだと思います。
*出店のおしらせ*
*
8/12〜18 タカシマヤ大阪店(5階)
*
9月 タカシマヤ京都洛西店(1階)
*
よく耳にしますけど、実際どういうことなんでしょう。
これは私の考えですが、命の大切さを思うということは、「死」に焦点をあてることでもあると思うんです。
だから「命の大切さ」を伝えようとするほど、死について触れざるを得ないと思うんです。
けれど、昨今の風潮として、「死」に焦点をあてることを避けているような、そんな印象を受けます。
「死」についてまっすぐ正面から向き合うことは恐怖感を伴う場合もあるだろうし、心の状態によっては耐えられないと感じる場合もあるかもしれません。
けど、「死」については目をつむって見えないフリをして、それで「命の大切さ」を強く感じることができるでしょうか?
私が幼いころ、チョウチョの羽をもいで死なせたり、タニシを貝からはがして死なせたり、トカゲの尻尾をちょん切ってじたばたするのを眺めたりしたことがあります。
でもそのときの私には殺意や悪意は多分なかった。
じゃなんでそんなことしたんだろう?って思ってひとつ気づきました。
そのときの私は、まだ「死」ということを知らなかったのです。
羽をもいで動かなくなったチョウチョが、ただジッとしているのか、死んでいるのか、幼い私にはわかりません。
先週みたテレビドラマで死んだ人が、いま別のドラマで生きていたりするのをみると、幼い子供にはますます「死」がわかりません。
あるとき近所の川でマスをつかまえました。
山小屋のおじさんが、たき火で焼いてくれるといいます。
私は炊事場についてゆき、おじさんの作業を見ていました。
そのときの衝撃はいまでも覚えています。
ピチピチと動くマスの白いお腹にスッと小刀をあて、スルっと内蔵を取り出します。
内蔵が入っていたところに塩をぬり込みます。
そして、まだわずかにピクピクと動くマスの下腹の辺りからSの字をえがくように金串を刺して、炭の燃えるドラム缶で焼くのです。
たった今まで川で泳いでいたマスが、いまや食料となって目の前で火にくべられている……。
子供ながらに衝撃を受けました。
そのとき初めて、自分が他の「命」を食べて生きているんだと実感しました。
「死」について避けたり見ないふりをしては、「命の大切さ」は実感できないし伝わらないと思います。
世の中にあふれている「命の大切さ」をさけぶ声がなんとなく薄っぺらく感じるのは、多分そういうことなんだと思います。
*出店のおしらせ*
*
8/12〜18 タカシマヤ大阪店(5階)
*
9月 タカシマヤ京都洛西店(1階)
*
2015年07月31日 *02:20│Comments(0)
かたくりの小径
コニーチワ!
美しすぎない絵描き・ひるねです。
あたらしい絵が描きあがりました!
「かたくりの小径」F3号
最近絵の中にお花を描くことが増えたような気がします。
この絵は、紫色と桃色とのグラデーションのお花のじゅうたんのイメージが強く出てきたので、いまの季節ではないけれどカタクリの花にしました。
原画は来月の大阪タカシマヤでお披露目。
レプリカは現在出店中の泉北タカシマヤに並んでいます。
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8/12〜18 タカシマヤ大阪店(5階)
*
9月 タカシマヤ京都洛西店(1階)
*
美しすぎない絵描き・ひるねです。
あたらしい絵が描きあがりました!
「かたくりの小径」F3号
最近絵の中にお花を描くことが増えたような気がします。
この絵は、紫色と桃色とのグラデーションのお花のじゅうたんのイメージが強く出てきたので、いまの季節ではないけれどカタクリの花にしました。
原画は来月の大阪タカシマヤでお披露目。
レプリカは現在出店中の泉北タカシマヤに並んでいます。
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8/12〜18 タカシマヤ大阪店(5階)
*
9月 タカシマヤ京都洛西店(1階)
*
2015年07月27日 *08:03│Comments(0)
【タカシマヤ堺・泉北店出店始まります】
本日7月22日から28日まで、泉北のタカシマヤにラスポンチャスショップが登場します!
2階入ってすぐ、アクセサリー売場の近くだよ!
\(^o^)/
営業時間や駐車場のご案内などは、タカシマヤ泉北店のHPをチェックしてね!
↓↓↓
chttp://www.takashimaya.co.jp/senboku/
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8月 タカシマヤ大阪店(5階)
*
2015年07月22日 *01:10│Comments(1)
ひるね式美術教室でした
地元大阪の児童福祉施設で毎月開催している「ひるね式美術教室」でした。
学校も夏休みに入り、心なしか子供達もウキウキしているような……。
はじまりの挨拶のあと「夏休みはじまった人!」と聞くと、「ハイっ!!」「ハイッ!」「ハイっ!!」と手をあげてうれしそう。
子供の笑顔ってほんといいですね!
さて、今回の美術教室の教材はコチラ
おめめキラキラ猫カード!
見本のキラキラストーンをみて大はしゃぎの子供達!
そこへもって重々しい口調で、「このキラキラ石はセニーストーンと言って、ひるねさんがペルーの山奥で原住民の酋長さまに特別にわけてもらった珍しい石です」と説明すると、オモチャじゃなくて本物の宝石かと、真剣な表情になる子供達。
あははははは。
(セニーをさかさまに読むと?)
さて、じつは今回の教材は、トレース&転写という、子供にとってはちょっと難しい技法を学びます。
準備の段階で、子供には難しいからもっと簡単に完成できるようにしようかと悩みました。
子供にとって難しいということは、教えるのが難しいということでもあります。
けど、ただただ色をぬっておしまいじゃ面白くないな、えいっここはひとつ挑戦だ、と思ってやってみることに。
トレーシングペーパーを小さく切ったり、鉄筆の代わりに爪楊枝を使ったりと、子供の手のサイズでも作業がしやすいように工夫して臨みました。
ひょうきんな表情の猫を描く子
うーん、どんな模様にしようかな〜
元気いっぱいの色づかい
できない子が続出するかもしれないなという心配をよそに、みんな集中して取り組んで完成させてくれました!
うれしい!
キラキラ石をつけられるのを最後にしたのもよかったのかも(笑)
子供に教えるって難しいけど、子供をよく観察して、予想して、工夫すると、子供はちゃんと理解してくれるんですね!
今回また手応えを感じることができてうれしいです。
ここで一句。
できないと 思っているのは 大人だけ
さーて、次回はどんな内容にしようかな〜♪
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8月 タカシマヤ大阪店(5階)
*
2015年07月20日 *05:22│Comments(0)
商品名におしゃれとついてるのは大体おしゃれじゃない
「おしゃれ」というフレーズが名前についている商品はほとんどがオシャレじゃない、という具体例がこちらです。
「どのあたりがオシャレなのかわからにゃいニャ!」
「そもそもネギにオシャレさなんて求めてにゃいニャ!」
「アタチは猫族だからネギは食べられにゃいニャ!」
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8月 タカシマヤ大阪店(5階)
*
2015年07月19日 *17:03│Comments(0)
つまらないブログ
コニーチワ!
美しすぎない絵描き・ひるねです。
この「ラスポンチャス・作者のブログ」を初めてから10年経ちましたが、もう何年も感じていることがあります。
昔にくらべて面白くないブログになっている(哀)
理由も分かっています。
それは、「誰も不快感を感じないブログ、誰も傷つけないブログ」を書こうとしているから。
ブログを書き始めてしばらく自由奔放に好き勝手なことを書いていました。くだらないことから日常のこと、私が思ったこと感じたことを私の言葉で書いていました。
ところがあるときそれで人を傷つけてしまいました。それはブログを投稿したたときにはまったく想像もしていなかったことで、「なにげなく書いた文章でこんなにも人を傷つけてしまうことがあるんだ」とショックを受けました。
「これを書いたら批判を受けるかもしれないな」と分かって書いたのなら投稿した時点で覚悟もありますが、何気なく書いた文章が人を傷つけてしまったことでブログを更新するのが恐くなってしまったのです。
「なにが人を傷つけるかわからない。自分が書いた文章を読む人がどう受け取るかわからない。
思ったこと感じたことを書こうとしても、「これを読んで不愉快に感じる人がいるかもしれない」とブレーキをかけるようになりました。
そうすると、「自分の文章に誤解を招く表現があるんじゃないか」と気になって言葉選びに慎重になります。
そして当たり障りのない表現ばかりになってしまい、結局言いたかったことが書けなかったりします。
最後には「こんなに気を遣うくらいなら書かなくていいや」と、内容のあるブログを書くことを避けるようになりました。
気づいたら、猫とほぼ日手帳と出店のお知らせしか載っていないブログになってしまいました。
つまらないブログになったな……と何年か前から感じていて原因もわかりました。
さて、どうするか?
気楽にホンネを書きたいのが本音です。
でも私は根っからの毒舌でわりと批判屋です。
思うままに書いたら誰かを傷つけてしまうかもしれません。
「あなたって感じ悪いわね」みたいな言いにくいことをサラリとねちっこくない感じで言える人ってすごいなぁって思います。
どうやったらそんな風になれるんだろう。
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8月 タカシマヤ大阪店(5階)
*
美しすぎない絵描き・ひるねです。
この「ラスポンチャス・作者のブログ」を初めてから10年経ちましたが、もう何年も感じていることがあります。
昔にくらべて面白くないブログになっている(哀)
理由も分かっています。
それは、「誰も不快感を感じないブログ、誰も傷つけないブログ」を書こうとしているから。
ブログを書き始めてしばらく自由奔放に好き勝手なことを書いていました。くだらないことから日常のこと、私が思ったこと感じたことを私の言葉で書いていました。
ところがあるときそれで人を傷つけてしまいました。それはブログを投稿したたときにはまったく想像もしていなかったことで、「なにげなく書いた文章でこんなにも人を傷つけてしまうことがあるんだ」とショックを受けました。
「これを書いたら批判を受けるかもしれないな」と分かって書いたのなら投稿した時点で覚悟もありますが、何気なく書いた文章が人を傷つけてしまったことでブログを更新するのが恐くなってしまったのです。
「なにが人を傷つけるかわからない。自分が書いた文章を読む人がどう受け取るかわからない。
思ったこと感じたことを書こうとしても、「これを読んで不愉快に感じる人がいるかもしれない」とブレーキをかけるようになりました。
そうすると、「自分の文章に誤解を招く表現があるんじゃないか」と気になって言葉選びに慎重になります。
そして当たり障りのない表現ばかりになってしまい、結局言いたかったことが書けなかったりします。
最後には「こんなに気を遣うくらいなら書かなくていいや」と、内容のあるブログを書くことを避けるようになりました。
気づいたら、猫とほぼ日手帳と出店のお知らせしか載っていないブログになってしまいました。
つまらないブログになったな……と何年か前から感じていて原因もわかりました。
さて、どうするか?
気楽にホンネを書きたいのが本音です。
でも私は根っからの毒舌でわりと批判屋です。
思うままに書いたら誰かを傷つけてしまうかもしれません。
「あなたって感じ悪いわね」みたいな言いにくいことをサラリとねちっこくない感じで言える人ってすごいなぁって思います。
どうやったらそんな風になれるんだろう。
*出店のおしらせ*
*
7/22〜28 タカシマヤ泉北店(2階)
*
8月 タカシマヤ大阪店(5階)
*
2015年07月04日 *05:30│Comments(3)